こんにちは、ジャミジ(@jamijinet)です。
新生銀行がATM手数料を有料化するんだって!
ゴールデンウィークの真っ只中、個人的には結構日常生活に影響のあるニュースがありました。
2018年10月から「ATM手数料無料」を廃止
先日、新生銀行が「2018年10月からATM利用手数料の無料サービスを廃止し、原則有料化する」という内容のニュースリリースを発表しました。コンビニなどの提携ATMからお金を引き出す際、新生銀行は基本的に「どのATMでもいつでも無料」だったのを「どのATMでもいつでも有料化」するということです。(※入金[預け入れ]は今後も基本的に無料です)

たまたま見た日経新聞に記事が載ってて衝撃を受けました…
新生銀行の公式発表はこちら↓

ATM手数料無料は新生銀行の最大のメリットだったのに…
一人暮らしを始めた10年前くらいから新生銀行を使っている僕にとって、これはなかなかインパクトのあるニュース。学生の頃から結構頻繁に利用している銀行のひとつが新生銀行です。ずっと使ってきた一番の理由は「コンビニでも銀行でも、ほとんどどこのATMでも無料で使えたから」。しかも時間帯も関係なく24時間無料。回数も時間帯もどこのコンビニかも考えずに、いつでもATMから手数料ナシで気軽にお金を下ろせる、というのは他の銀行にはなかなかない利便性です。ATMの利用手数料って、チリも積もれば…で結構バカにならないですからね…
で、今回これが有料化されるとなると…普段使い用の口座としてはちょっと使いにくくなるなぁ。。というのが第一印象。
でも「新生ゴールド」になれば、引き続きATM手数料無料!
会員ランクをあげれば大丈夫
先ほどの新生銀行のお知らせをよく見てみると、会員ランクで「新生ゴールド」以上になれば、2018年10月以降も引き続きATM手数料無料で使えるとのこと。
新生銀行には口座の利用状況に応じた会員ランク制度「新生ステップアッププログラム」というのがあり、このランクが一定以上、つまり「新生銀行のサービスをよく使ってる優良顧客」であれば、これからもATM手数料を優遇しますよということですね。
マイナス金利で銀行の収益が圧迫されるなか、(銀行が手数料収入を得られるような)投資・運用系のサービスを使ってもらわないと収益が上がらないので経営的に厳しい、ってことですよね。こういうご時世なので利用者としては残念ではあるものの、銀行の経営状況を考えるとある程度仕方のない制度変更といえそうです…
ランクアップにはある程度の預金が必要
ちなみに僕のいまのステージはというと「新生スタンダード」。残念ながら、このままだと手数料有料化の対象です。。。ATM手数料無料を維持するためにワンランク上の「新生ゴールド」に格上げしようと思うと、
- 月間の預金平均残高が100万円以上
- 外貨預金などの所定の運用商品で月間平均残高が30万円以上
といったランクアップ条件をクリアしないといけません。預金残高だけでなんとかしようとするとそれなりにまとまったお金を入れっぱなしにしておかないといけないので…自分の普段のおこづかいだけだとちょっと(というか結構)厳しいなぁ。。
でも以下の条件であれば可能性はあります。
- 月5,000円以上の投資信託の積立
- 月10,000円以上の外貨預金の積立
- 月10,000円以上の「THEO+[テオプラス]新生銀行」の積立(※THEO+…ロボアドバイザーによる運用)
この中で「投資信託を毎月5,000円積み立てる」であれば無理な金額ではなさそう。これで「新生ゴールド」になれるのならむしろお値打ちな気もします。
完全なおこづかい制で家計は自分が握っていない…って人はこの額でも捻出するのが厳しいかもですが、自分でおこづかいの幅をある程度調整できる方とかであればちょっとした積立貯金にもなるので意外といいかもしれません。
ステージ判定結果は翌々月反映なので注意!
いま「新生スタンダード」だけど、ATM手数料のためにこれから「新生ゴールド」を狙う方は、ひとつ注意点があります。新生ステップアッププログラムのステージ判定は、判定対象月の結果が翌々月に反映されます。具体的には、ATM手数料が有料化となる2018年10月のステージは、2018年8月の結果が反映されます。有料化してから焦って対処してもすぐに反映されるわけではないのでご注意ください。
※ちなみにこれから新しく口座開設をされる方は、口座開設月を含む当初3ヵ月目までは「新生ゴールド」が無条件で適用されるので最初のうちはATM手数料は無料です。その間にゴールドの判定条件を満たすようにしておけばOKです。
ランクアップ条件の追加、も発表されています
今回のプログラム変更で、新生ゴールドになるためのランクアップ条件に「新生銀行グループのプリペイドカードGAICAへの利用額チャージ」というのも追加されています。プリペイドカードへの追加、なので「どうせすぐ使うお金だったらチャージしておけばいいか」という考え方もありますが、条件の金額が月10,000円以上と少しハードル高めの設定になっています。VISAプリペイドなので使えるお店は多いものの…お金の自由度がなくなってしまう(VISA加盟店で使わなきゃいけなくなる)ので、個人的にはナシかなぁ、という感想です。
ATMが手数料無料で使える&使い勝手の良さそうな他の銀行を調べてみた
ここまで「新生銀行のままなんとかしたい!」という場合のことを書きましたが、いっそ他の銀行への乗り換えも検討しよう!という方も多いかと。。投資信託だったら月5,000円だけ…といっても「5,000円!」ですからね。。僕みたいな普通のサラリーマンにはやりくりが難しいのも事実。。
というわけで、ほんとは新生ゴールドになれればいいものの、やむを得ず他の銀行への乗り換えを検討する場合に備え、ネット銀行を中心として乗り換え先を考えておくことにしました。
乗り換え先検討の条件について
僕がおこづかい用の銀行口座に求める条件はこんな感じ。
- コンビニのATMを無料で利用できる(出金の手数料無料回数がなるべく多いほうがいい)
- 無料対象のATM拠点は多いほうがいい(できればいろんなコンビニで使いたい)
- LINE Payへのオンラインチャージに対応しているとベター(僕が普段よく使ってるので対応していると便利なのです…)
- めんどくさい、とか、無料条件が厳しい、とかはなるべく避けたい(ステージ制のややこしいランクアップとか)
ちなみに振込手数料については、今回気にしていません。振込が必要な場合は、基本的に家族共用のメインバンクから振込するので考慮の対象から外しています。
いくつかの銀行を比較してみる
というわけで、ATMの手数料が無料&使い勝手が良いというのを重視して乗り換え先を比較検討してみました。たぶん僕と同じように新生銀行からの乗り換えを検討するという方は結構いると思うので、よかったら乗り換え先のご参考にしてみてください。
今回取り上げたのは以下の10行。
なお、新生銀行で「新生ゴールド」を狙える方 or 既にゴールド以上の方は、あいかわらず新生銀行のままが一番オススメです!「どのATMでも無制限で手数料無料」はあいかわらず最強ですからね。
※初稿時は2018年5月時点の情報です。最新情報は確認するようにしていますが、正確な内容については各銀行のWebサイト等で改めてご確認ください。
【2018年6月7日追記→ソニー銀行のATM手数料優遇改定が発表されたので反映】
【2018年8月28日追記→じぶん銀行のステージ制度変更が発表されていたので反映】
【2018年10月29日追記→イオン銀行がLINE Payチャージに対応したので反映】
【ATM出金手数料有料化!】新生銀行からの乗り換え先はこの2つに決めた!
10行を徹底比較!
※iPhone等スマホで見ている方は横画面にしたら表が画面に収まるかと思います。
楽天銀行
楽天の運営するネット銀行ですね。楽天カード・楽天証券などと合わせて使うと利便性が高い&デビットカードの還元率が高い(1%)が特徴です。
参考URL:https://www.rakuten-bank.co.jp/happyprogram/
もし楽天銀行で口座を開くならJCBデビット機能付きがオススメです↓
(VISAブランドもありますが、そちらは還元率が悪いのでオススメできません)
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じぶん銀行
KDDI(au)と三菱UFJ銀行が協業で設立した銀行です。auユーザーなら特典があるので使っているor興味ある人も多いのでは。
参考URL:https://www.jibunbank.co.jp/jibunplus
ソニー銀行
資産運用用途や外貨の扱いに定評のある、ソニーグループ運営のネット銀行です。
参考URL:http://moneykit.net/visitor/atm/
住信SBIネット銀行
こちらも資産運用用途として定評のあるネット銀行です。住宅ローンも人気。SBI証券との連動で「ハイブリット預金」などの便利なサービスが利用できます。
参考URL:https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/atm_card
イオン銀行
小売業大手のイオングループが手がける銀行。イオングループの店舗にはだいたいATMが置いてあります。イオンクレジットカードとの一体型カードは特典も多く魅力的。
参考URL:https://www.aeonbank.co.jp/fee/transfer_atm/
セブン銀行
こちらも小売業大手のセブン&アイが運営する銀行です。セブン銀行ATMはコンビニATMの先駆者として有名ですね。
参考URL:https://www.sevenbank.co.jp/personal/netbank/know/fee/
ジャパンネット銀行
日本で初めてのネット専業銀行です。先発だけあって、ネット決済の連携先が多いのが特徴です。ファミマとの提携キャッシュカードも発行しています。
参考URL:http://www.japannetbank.co.jp/information/fee/atm.html
SBJ銀行
韓国では大手(らしい)の「新韓銀行」という銀行の日本法人。日本では数少ない海外資本の銀行です。海外送金(特に韓国向け)はかなり手数料控えめ。LINEPayの外貨両替サービスを提供しているのはこの銀行です。
参考URL:https://www.sbjbank.co.jp/shoplist/
東京スター銀行
運用や住宅ローン用途など資産形成向けのサービスが充実している銀行です。首都圏の地方銀行ですが、全国主要都市に支店展開していて手数料優遇も優れているのでご紹介。
参考URL:http://www.tokyostarbank.co.jp/feature/atmfee_free/index.html
ゆうちょ銀行
説明するまでもないですが…ゆうちょ銀行です(笑)。最近はファミリーマートへのATM設置を進めていたり、資産運用に力を入れていたり、いろいろと積極的なイメージです。
参考URL:https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/access/atm/kj_acs_atm_index.html
無条件での無料回数は、ソニー銀行が最も多い!
こんな感じでまとめてみましたが、僕が新生銀行から乗り換えるとして一番条件を満たしてくれそうなのは「ソニー銀行」でした!預金額や資産運用等の条件が一切ナシで、というのが良いですね。しかももし無料回数を超えたとしても一律1回108円、と手数料が安く設定されているのはいざという時にも安心です。
というわけで、「投資信託5,000円積立で新生ゴールドを狙うのか」「ソニー銀行に乗り換えるか」を7月頃まで悶々と考えようと思います。
【2018年6月7日追記↓】
2019年1月にソニー銀行のATM手数料が改悪されることが5月末に発表されました。。
優遇プログラム Club S |外貨預金|MONEYKit – ソニー銀行
…まぁ、とはいえ2019年1月(予定)に改定されてからも月4回までは無条件で無料なので、改悪ではあるものの良心的です!ソニー銀行、いいかもですね。
<追記9/14>結局どうしたかというと…
改めて検討の結果、僕は「ソニー銀行」と「GMOあおぞらネット銀行」の2つの口座を開設しました。
「GMOあおぞらネット銀行」はこの記事を書いた際には開業していない新しい銀行ですがVISAデビットのキャッシュバック率も良くてなかなかオススメ(0.6%還元!)。詳細は以下の記事をご覧ください。
コメント
無制限に入出金無料はろうきんがあります。セブン銀行、イオン銀行、イーネットは24時間無料。セブン銀行は出金で19時~次の日の7時は108円が一旦引かれるが即時キャッシュバック。イオン銀行はほぼ24時間使え無料。その他の銀行、信金、信組、JAで出金出来て手数料引かれても即時キャッシュバック。ろうきんが全国どこでもかなり便利。
こんにちは。こちらの記事、参考になりました。
先月新生銀行で引き出したら手数料がとられて…。しらなかったので、ショックでした。
365日無料だったのに。手数料をとられるなら新生銀行にメリットはなにもないので、銀行を変更しようとおもいます!
コメントありがとうございます!
そうですよねぇ…新生ゴールドにならないと日常使いには使いにくい銀行になってしまいました。各銀行ともATM手数料をあげる傾向にあるので、他の銀行に移ったあとも手数料には注意しておきたいですね。